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2005年04月18日 理由なき反抗 東京グローブ座 二宮和也

理由なき反抗の2回目を拝見してきました。
前回と全く同じ席から。
(列も席番も同じってやや凹みません?)

正直いいますけど初見の時全然入り込めなかったんスよ。
ぶっちゃけますけど「これはリピらないわ」と思ったんスよ。
本当に申し訳ないんですけれども…

良くも悪くも「ザ・堤ワールド!」で
それが今回入り込めない理由の一つだと感じてました。

引き込まれるべきポイントの所で笑いの要素が入ったり、
映像を使ってることで視点がバラバラしちゃったりとか
ナレーションで心理描写ハショるのも勘弁してほしいとか
舞台としてやや稚拙な印象を受けちゃったのです。

堤氏の演出は大好きなんです。
御近所探偵が一番好きだけど作品は9割方見てる。
彼の演出手法DVDも持ってる。

でも結論から言うと2回目見て「良いわコレ」と思ったの。
2回目来て大正解だと思いました。
やっぱ所詮私はおバカだから1回じゃ分からない。

いつも見ているものを普通だとすると随所に違和感あるけど
客席にメッセージが伝わることが演劇の最終目的だとすれば
それはきちんと達成されている舞台だなと思いました。
若い世代やあまり舞台を見ない人をにも
飽きないで最後まで付いてこれる工夫があるのが良いです。
いくらメッセージ性があっても難解過ぎたら意味がない。

あとは、何はなくとも演者がいい。
特に主役の彼。
二宮和也くん。
身震いするほどいい。

初見より遥かにいい。
舞台上で淡々と演技を進めるを見つめながら
21歳のその才能に激しく嫉妬する感じがしました。
天才っていうのはこういう人の事を言うんだと。
私は役者さんではないのでこんなこと言うのは変ですが、
21歳という若さで既に天性を生かした生き方が
出来ていることを羨む意味での嫉妬?
まあよく分かりませんがそんな感じ?

二宮が凄いことなんて知ってましたけど!
全然知ってましたけど!
天才なのも知ってましたけど!
全然知ってましたけど!
でも再認識しました。
身震いするほど再認識させられました。

その彼が嵐というグループに居る事はとてもありがたいことです。
嵐にいるときはノホホンにのみ。
でも外では天才役者。
きっとメンバーも彼が誇らしいのだろうなと思いました。

 

2005年04月18日